これまでVPSは主に海外サーバのLinodeを使用していたのですが、ドル決済のため円安の影響をもろに受けて支払金額が大きくなってしまいました。そこで、どこかリーズナブルなVPSは無いかと探したところ、NTTPCさんが運営するWebARENAというサービスがびっくりお値打ち価格で利用できることを知り、サーバの引っ越しをすることにしました。
WebARENA Indigo 4GB 4vCPU 80GB ⇒ 税込1,630円!
目を疑う激安価格です。
ただし、LINODEの機能を完全に置き換えるサービスではありませんので、注意が必要です。
WebARENA Indigoには、様々なスペックのインスタンスが用意されていますが、インスタンス同士をローカルネットワークで接続する機能は無いので、複数ホストを束ねたDockerオーケストレーションは組めません。また、ストレージをマウントする機能もありません。
つまり、1ホストで完結し、公開後のスケールを考える必要の無いサービスを運用する場合に適したVPSということになります。
※上位版のWebARENA Indigo Proならストレージの追加等も可能ですが、お値段がそれなりにしますので、LINODEから乗り換えるメリットは感じませんでした。
Dockerをインストールする
WebARENA Indigoにインスタンスを追加します。今回はOSにUbuntu 22.04を選択しています。
SSHで接続後、以下の手順でインストールしていきます。
1. 古いDockerを削除
$ sudo apt-get remove docker docker-engine docker.io containerd runc
dockerリポジトリの設定
必要なパッケージをインストールします。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install \
ca-certificates \
curl \
gnupg \
lsb-release
Dockerの公式GPGキーを取得します。
$ sudo mkdir -p /etc/apt/keyrings
$ curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo gpg --dearmor -o /etc/apt/keyrings/docker.gpg
リポジトリを登録する
リポジトリを登録した後、リポジトリの設定ファイルが作成されたことを確認します。
$ echo \
"deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/etc/apt/keyrings/docker.gpg] https://download.docker.com/linux/ubuntu \
$(lsb_release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null
Dockerをインストールする
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-compose-plugin
バージョンを確認する。
$ sudo docker -v
Docker version 26.1.4, build 5650f9b
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